コミュニティの立ち上げ時の工夫に迫る!「参加者同士の交流を活性化できるイベント設計のコツ」

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ピーティックスを活用いただいている主催者さまに、「コミュニティの立ち上げ方」や「イベント集客」における工夫をインタビュー!

今回は、“好奇心で動き出す、日本橋のオープンスペース”をテーマに、連日多くの人々が利用する+NARU NIHONBASHIIの川路様と伴様にお話をうかがいました。

+NARU NIHONBASHI

東京・日本橋に2023年7月にオープンした、好奇心を起点としたオープンスペース。
三井不動産とGoldilocks社が協働し、日本橋で働く人・住む人・訪れる人が集い、つながり、趣味と仕事の間のような自主的な活動を促進する場を目指しています。

ホームページ:https://www.plus-naru.com/
ピーティックスグループページ:+NARU NIHONBASHI

プロフィール写真
(左から)川路武さん・伴あさみさん
目次

Q.どのようなイベントを開催してきましたか?

A.日本橋との関わりを絶対条件とした多様なイベント

開業当時は、+NARU NIHONBASHIという存在をまずは多くの人に知ってもらうことが第一目標でした。

このスペースは、「共創を後押しする」ということをテーマにしています。
このテーマに沿った、誰かと何かに挑戦したいという思いを持つ方々に集ってもらうためには、イベント開催が有効であると考え、とにかくたくさんのイベントをやり続けてきました。

これらのイベントの企画と運営を支えているのが、「好奇心の強さ」を採用基準としているコミュニティマネージャーの存在です。

現在5人ほどのコミュニティマネージャーが所属していますが、それぞれのバックグラウンドや精通している分野の専門性を活かしながら、様々なイベントの企画に携わっています。

▼過去開催のイベント例

Q.イベント開催当初の目標は?

A.会員のみなさんがやりたいことを後押しするイベントづくり

様々な目標がありましたが、基本的にはイベント開催数と参加者数を軸にしていました。
結果立ち上げから2年で、年間約200イベント開催、約3,800人の会員が所属するコミュニティに成長しました。

ただし、イベント開催数や参加者数といった数値目標も掲げつつ、集まる方々の「何かやってみたいという声をどれだけ拾って企画化できるか?」といった点を常に大切にしています。

今では、コミュニティマネージャーからだけでなく、会員の方々からの発案でイベントテーマが決まることも多々ありますね。

これによってネタ切れすることなく、3日に1度ぐらいの頻度で面白いイベントを継続開催できています。

過去に開催したイベントの内容が書かれた掲示物写真
過去に開催したイベントの内容が書かれた掲示物

Q.集客する上で工夫しているポイントは?

A.参加者同士の交流が必ず生まれるイベント設計

+NARU NIHONBASHIが目指すのは、「日本橋で働く人・住む人・訪れる人が集い、つながり、趣味と仕事の間のような自主的な活動を促進する場づくり」です。

そのため、ここで開催するイベントは、日本橋という街と絡めることに加え、参加者同士がしっかり交流できることを重視した設計を心がけています。

ただ受動的に参加するだけではなく、参加者同士で主体的につながりを持つことで、一度参加された方が再び参加したいという気持ちになり、だんだんと常連になるような工夫を重ねています。

例えば、トークセッションがあるイベントでは、参加者同士の意見交換の時間がメインになるように十分な時間を取り、席替えも行って新たなメンバー同士で話ができるような工夫をしています。

また、現在はシリーズもののイベントも多く、リピート参加者が増えるような集客も意識していますね。

Q.イベントを継続する中で気づいたことは?

A.サードプレイスを求めている人の多さ

家庭や職場以外で、何かをやってみたいという気持ちが実現できる場としての「サードプレイス(第3の場)」を欲している人がとても多いことが大きな気づきでした。

オンラインでも簡単につながれる時代ですが、場所を共有することで生まれる偶発性が、ここ+NARU NIHONBASHIの強みだと思っています。

来ていただいた方が単発のイベント参加だけではなく、継続的にコミュニティとして関わってもらえるか否かは、私たち運営側の受け入れ体制によって変わってくると思っています。

これからもみなさんの声を元にした様々なイベントを企画しながら、コミュニティを成長させていきたいです。

スペース全体風景写真

様々な分野に精通したコミュニティマネージャーを中心に、参加者同士の交流を重視したイベント開催を続けている+NARU NIHONBASHI。

+NARU NIHONBASHIという場所の目的を意識した「守るべきポイント」を押さえつつ、その中で自由さを持たせたイベントを企画し続けてきたことで、参加者の輪が広がり、大きなコミュニティに成長してきていることがうかがえました。

+NARU NIHONBASHI様、お話ありがとうございました!

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この記事を書いた人

イベント・コミュニティ主催者のためのピーティックス活用支援サイト「Peatix U」。ピーティックスの使い方やイベント・コミュニティのノウハウ、活用事例などをまとめています。

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