「仕事に育児、多忙な主催者・参加者の双方に使いやすいシステム」平均年齢35歳、理学療法士の学びづくりにピーティックスが向いている理由

一般社団法人枚方市理学療法士会様のピーティックス活用ポイントまとめ

  • クレジットカード決済で入金確認の手間を削減
  • ページ内リンクを活用して、「会員」「非会員」両方へ同時に情報を通知
  • 他ツールと組み合わせて、アーカイブ配信の仕組みを低コストで構築

イベント概要

形態:オンラインイベント
規模:数十名〜数百名程度
頻度:週に1回程度
目的:事前決済、申し込み管理
利用機能:事前決済機能、視聴ページ機能、メッセージ機能、フォーム機能、フォロー機能、領収データ発行機能

目次

「リハビリテーション」の専門家・理学療法士の学びを支えるピーティックス

理学療法士が向き合う 『リハビリテーション』は、アップデートされ続けていて、日々学びが不可欠なんです。自主的な学びの他にも多くの研修が日本各地で開かれています。それぞれの世代やライフステージにあった形の研修会をつくるためにも、ピーティックスを活用していきたいと思っています

そう話してくれたのは、一般社団法人枚方市理学療法士会事務局長の壹岐伸弥さん。

理学療法士とは、養成校で3年以上学ぶ必要がある国家資格で、「リハビリテーション」に関する専門家です。病気、けが、高齢、障害などにより運動機能が低下した状態にある人に運動療法や物理療法を用いて、自立した日常生活が送れるように支援しています。

これらの理学療法士が集う日本理学療法士協会は、理学療法制度の実現を目指し、専門家と団体と職能団体が一丸となる団体として1966年に創立されました。下部組織として、各都道府県士会、さらに大阪府理学療法士会は各市町村区士会が存在します。2022年3月末時点での会員数は13万人、国家資格合格者累計の6割超が在籍する一大組織です。一般社団法人枚方市理学療法士会は、大阪府理学療法士会の市町村区士会にあたります。

壱岐様プロフィール写真
クリニックで働く傍ら、事務局運営にも関わる壹岐伸弥さん

今回は、コロナ禍でのオンライン対応、「会員」「非会員」の両方とコミュニケーションを取ることの課題を教えてもらいました。また、理学療法士にとって使いやすいピーティックスの利用方法を見つけるまでの試行錯誤についてもお話をうかがいました。

問い合わせ対応の事務負担を削減。100名を超える参加者数でも、専任の担当者不在で対応可能!

枚方市理学療法士会にてピーティックスを導入したきっかけは、2020年に課題となった「コロナ禍でのオンライン研修会の実施」に向けたものでした。理学療法士は、平均年齢が35歳程度(公益社団法人日本理学療法士協会統計情報より)。仕事の中でも学会発表での資料作成や電子カルテの活用などでパソコンに触れる機会も多く、研修会のオンラインへの移行もスムーズに行えたそうです。

Web研修会の様子
200人以上参加したオンライン研修会の様子

多い時は500人以上など、多くの申し込みがあっても対応できたのは、メッセージ機能があったからだと言います。申込内容と問い合わせ内容の紐づけが簡単に行えるため、申込数に比例して増加する問い合わせ対応も円滑に行えたとのこと。

ピーティックス導入以前、参加者はGoogleフォームで申し込み手続きをしてから銀行振込をしていました。そのため、注文情報と振込情報の照らし合わせを行う「口座の振り込み履歴の確認」が事務局の日々の業務負担となっていました。導入後は、研修実施後にまとめてピーティックスから振り込まれるので、専任の担当者がいなくても一人で多くの研修に対応でき、事務負荷が大幅に削減されました

関連ページ:
チケット販売代金を受け取る

会員と非会員の申し込み場所が分かれても告知は同時に、「フォロー」機能を活用して情報をきちんと届ける

本局である日本理学療法士協会が会員向けの決済システムを立ち上げたため、2023年4月以降は学生などの「非会員向けのチケットの販売」のみでピーティックスを活用している枚方市理学療法士会。フォロー機能を使った集客面での活用を積極的に実施しています。

枚方市理学療法士会では、ピーティックスを通してさまざまな研修を実施してきたため、グループには過去の研修に参加したことがある方が2000名ほどフォロワーとして集っています。フォロワーにはイベントページ公開時にお知らせが届きます。

関連ページ:
フォロワーを確認する・フォロワーにメッセージを送信する
フォロワーへイベントのお知らせメールは送信されますか?

イベントページを公開すれば会員・非会員に関わらず、すべてのフォロワーへ情報を届けることができるので、非会員向けのチケット販売ページにも、会員向けのチケット発売リンクを貼りつけています。

また、事務局長の壹岐さんは

研修の申し込みが増えたのもピーティックスのフォロー機能のおかげ。研修に参加したいと思っている人が参加しやすい形を模索した上で、過去のイベント参加者(フォロワー)へ研修の実施情報を継続的に伝えられていることが、申し込み増加の秘訣

と話してくれました。さらに、2023年からはオンライン研修後に期間限定のアーカイブ配信を始めていて、チケットの申し込みもさらに増えているのだそう。

子育て世代のリアル会場までの学びをつなぐ、オンライン研修

オンライン研修となったことで、参加者対象が支部規模から全国に変わり、地域を超えた交流や学びの共有につながるという思わぬ発見もあったそうです。
一方で、壹岐さんが事務局を務める別団体の“日本神経理学療法士学会”では、2022年にリアル会場で数千人規模のイベントも実施しています。その際は、非会員の申込受付にピーティックスを使用しました。

オンライン研修には『耳だけ参加』や『アーカイブ配信』というオンラインならではの利点があります。私自身も現在子育て真っ最中なのですが、家事や育児の“ながら学習”は学びを断ち切らないために役立っています。
ただ、聞くだけや後追いでの研修参加はやはり会場で集まった時との学びと大きく違いがあると私自身は感じています。オンラインで学びをつなぎ、切らさないようにしつつ、また会場での研修に戻ってきやすい環境を整えていきたいです

コロナ禍前対面研修会の様子
2020年以前に開催された対面での研修会の様子

QRコードの読み込みを使った受付がスムーズだったことから、枚方市理学療法士会では、今後できる範囲で会場での開催も増やしていくことに意欲的です。

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参加者の受付をする

「銀行振込」の手間を省く支払い方法は参加者にとってもメリット、生まれた収益は地域や若手に還元

枚方市理学療法士会以外の団体の研修でも多くがオンラインで開催されるようになっているものの、まだまだ銀行口座振り込みでの申し込みが多いとのこと。

壹岐さんは、この銀行振込が多くの機会損失を生んでいるのではないかと言います。クレジットカードを持っている会員が多いのであれば、気軽に支払いできる形を確立することが参加者にとって利点となると考えているのです。

ピーティックスを活用すれば、スマートフォンからクレジットカードで手軽に参加申し込みができるようになります。

理学療法士のデジタルへの抵抗の少なさ、子育てをしながら働いている人の多さ、常に学び続ける必要がある職能性を考えると、ピーティックスのようなサービスを活用した仕組みが広まり、手軽に研修へ参加ができることで、理学療法士の質の底上げにつながるのではないかと壹岐さんは考えます。

参加者の増加は、会全体として得られる収益の増加にもつながります。その収益を、地域や若手の理学療法士に還元し、より深く継続的な学びのため、会場での開催への費用に回すことでよりよい循環を生んでいけたらと思っています


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この記事を書いた人

イベント・コミュニティ主催者のためのピーティックス活用支援サイト「Peatix U」。ピーティックスの使い方やイベント・コミュニティのノウハウ、活用事例などをまとめています。

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