「イベントを開催し続けることで育つブランドと集客力」全国各地に拠点を持つNext Commons Labが、共有資産としてピーティックスを使い続けるワケ

Next Commons Lab様のピーティックス活用ポイントまとめ

  • デザインを揃えたイベントページを作成し、ブランドイメージを守る
  • 複数拠点のイベントを同一グループで開催し、フォロワーを増やす
  • オンラインと会場開催を目的に合わせて活用する

イベント概要

形態:オンラインイベント、現地開催イベント
規模:数十名程度
頻度:月に1-3回
事前決済、申し込み管理、告知
利用機能:事前決済機能、フォーム機能、フォロー機能、メッセージ機能

「地方創生」という言葉が現れてから、間もなく10年が経とうとしています。ピーティックス上でも地方創生にまつわるイベントが数多く開催されています。

今回は、2016年に岩手県・遠野市から始まったNext Commons Labのローカルベンチャー事業の理事・土肥潤也さんと、事務局スタッフ・泉綾子さんにお話をうかがいました。

NCL土肥潤也さん、泉綾子さん
左から土肥潤也さん、泉綾子さん。2人とも別の仕事をしながら、Next Commons Labの運営に参画している

「ポスト資本主義」を掲げ、新たな社会に向けて地域での実験と実装を繰り返すNext Commons Lab(NCL)。そのローカルベンチャー事業では「地域おこし協力隊」制度を起業家支援に活用し、地域の課題や資源をうまく生かした事業創造につなげる仕組みを構築しています。

各地域の自治体と連携しながら事業を行うNCLでは、さまざまな領域・セクターをつなぎ合わせる「コーディネーター」の存在や、全国各地のパートナーからなるネットワークが特徴になっています。

目次

「地方だからピーティックスに抵抗があるなんてことはない」

NCL紹介写真1
NCLでは、各自治体の地域課題の掘り起こしから、解決に向けた多分野でのプロジェクト設計、そして起業に向けて動く地域おこし協力隊の募集までを伴走サポートしている

現在、NCLは10以上の地域で活動しており、岩手県遠野、奈良県奥大和、滋賀県湖南など都心から離れた地域がメインです。 

「地方」と呼ばれるエリアにおいて、ピーティックスのサービスを知らないユーザーも多いなか、利用開始への躊躇はなかったのでしょうか。

正直、気がつけばピーティックスを使っていたという感覚だったので、使い始めは覚えていません(笑)。そのため大きなハードルを感じたことはなく、むしろイベントを行う時の決済方法としての選択肢としてはピーティックスはメジャーなのではないでしょうか。参加者からも『よく見るピーティックスの方がいい』といった声を聞くこともあります

コロナでオンラインイベントの開催が増えた影響もあり、ピーティックスの都会と地方における知名度の差は少しずつ埋まり、サービスは浸透してきているようです。

「アカウントは、共有資産」デザインを統一し、ブランドとして育てていく

泉さんは、他サービスと比較し、ピーティックスのイベントページ作成が簡単なことや、参加者側からの見え方など、使いやすさとデザイン性が良いことを評価されています。

NCLでは全国に複数の拠点があり、その拠点ごとにイベントが企画運営されています。しかし、ピーティックス活用においては、各拠点ごとにアカウントを分けず、1つのアカウントに一括しています。

NCL紹介写真2

NCLでは、すべての拠点にピーティックスのIDとパスワードを共有し、1つのグループ内でそれぞれのイベントを開催しています。こうすることで各拠点のイベントを1つのグループに集約できます

「地方」のイベントに関心があるが特定の地域が決まっていなかったり、テーマごとのイベントに参加したかったりするユーザーにとって、1つのグループページから複数の地域のイベントを発見できることは便利です。
NCLでPeatixを利用する場合、「①本部に企画案を提出」「②本部からの承認後、各拠点にて直接ピーティックスのイベントページ作成」というフローになっています。これは、地域や拠点ごとに扱うテーマも異なるなか、イベントページのデザインを揃えるためです。

企画案にあったバナーを本部のデザイナーが作成して、企画者に渡すようにしています。地域ごとにイベントの違いはあれど、デザインが統一されていればNCLのブランドイメージを守ることができます。アカウントは共有資産であるからこそ、ブランディングを意識したうえで、アーカイブを蓄積していく意味があると思っています

継続利用が、ピーティックスをSNSと同等以上の集客チャンネルに

複数の地域が同じアカウントを使うことの利点は他にもあります。イベントの蓄積は、フォロワーの増加につながっていきます。2023年7月、NCLのピーティックスグループには2,000人を超えるフォロワーがいます。
ピーティックスではイベントページを公開すると、自動的にフォロワーへメール通知が配信されるため、効果的にイベントを告知できます。

関連ページ:
フォロワーを確認する・フォロワーにメッセージを送信する

NCLPeatixページ

泉さんいわく、ピーティックスを使い続けてるうちに「気づいたらフォロワーが増えている」とのこと。また、過去のイベントの参加者へ継続的に連絡ができる点も重要なポイントだそうです。当初はFacebookやInstagramなどのSNSの補助的なツール程度と考えていたのが、今では大事な告知チャネルの1つとなっているそうです。

集客は扱うテーマや地域によって大きく変わってしまうこともあるので、見せ方をどうするかいつも試行錯誤しています。ただし、他SNSと違い、ピーティックスのフォロワーにはメールで直接告知できることもあり、これからもっと有効活用していきたいと考えていますし、ピーティックスを継続利用する意味も感じています

場を共にすることで得られる価値の重要さ

最近NCLでピーティックスを利用したイベントとしては、各地域が一同に会する「Next Commons Lab カンファレンス2023」がありました。

元々は、各地域のメンバー同士で活動情報を共有することや、対面で語る場所を作ることを目的としていました。しかし、準備を進めているなかで、「クローズドにする必要もないし、外部に公開することで活動に興味がある人に来てもらえるのではないか」と考え、急遽ピーティックスでイベントページを準備し、募集を始めたそうです。

ピーティックスの過去のイベントに参加した人へ継続的に情報を発信できるフォロワー機能のおかげで、急遽外部にイベントページを公開しても集客につなげることができました。結果的にアーカイブ視聴を含めて、30人程度の申し込みがありました

NCLcounference

コロナ禍が収束しつつある現在、少しずつ会場で開催するイベントも増えるなか、イベントの開催形式や対面することの価値はどこにあるのでしょうか。

地方では人口の関係上、地域で活動できる人数の分母が狭められており、職業やそれに価値観の違いも顕著な状況も多いため、多世代/多領域の人との共創や共存が重要になってきます。「直接会って、相手の言葉に耳を傾ける」ことがより重要視されているのです。

一方で、オンラインという距離を超えて活動できる形態も効果的であることは間違いありません。遠隔同士でもつながり、情報を共有できる良さがオンラインにはあります。
最後に、NCLのこれからの活動において、目的に合わせてオンラインと会場開催を使い分けていくことについてお話しいただきました。

空間を共有することで得られる価値はとても高いので、場を共にする対話型のイベントは、リアルでの開催を考えていきたいです。それに対し、一方的な講義のような情報伝達型のイベントであれば、オンラインを使っていくような使い分けをしていければいいなと思っています


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この記事を書いた人

イベント・コミュニティ主催者のためのピーティックス活用支援サイト「Peatix U」。ピーティックスの使い方やイベント・コミュニティのノウハウ、活用事例などをまとめています。

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