イベントの開催前後にアンケートを実施したいと思っていても、何を聞くべきか分からなかったり、回答率に不安を抱えたりしている方も多いのではないでしょうか。
しかし、効果的な設問づくりと回収率アップのコツをつかめば、イベントアンケートはよりよい企画を考える上での貴重な情報源となります。
この記事では、すぐに使えるアンケートテンプレートの掲載に加え、回答率を上げるポイントなどについて解説します。
イベントアンケートを行うメリット
イベントに関連するアンケートは、イベントへの申し込み時に実施する「事前アンケート」と、イベント終了後に実施する「事後アンケート」の2つに分けられます。
事前アンケートのメリット
イベントへの申し込み時に実施する事前アンケートでは、参加者の属性やイベントに何を期待されているかを知ることで、告知文の見直しや当日のイベントプログラムへの反映ができます。
また、登壇者がいるイベントの場合、事前アンケート結果を登壇者に共有することで、より参加者のニーズに沿った満足度の高い発信内容を準備する手助けにもなります。
事後アンケートのメリット
イベント終了後に実施する事後アンケートでは、イベント参加者の率直な感想を聞くことで、今回のイベントを振り返ることができます。
コンテンツを楽しんでもらえたか、意図していたメッセージが正確に伝わったかなど、次回のイベント企画へつなげるために、なるべく具体的に参加者の感想を把握することが大切です。
事前アンケートと事後アンケートの項目例とテンプレート
事前アンケートと事後アンケートには、具体的にどのような設問を記載したらよいかご紹介します。
事前アンケート
<項目例>
- 参加者の属性(性別・年代・居住地域・職種など)
- イベントを知ったきっかけ(ホームページ・検索エンジン・SNS・ブログ・メールマガジン・チラシ・口コミなど)
- イベント参加の理由(企画内容に興味がある、登壇者に関心がある、参加者同士で交流したいなど)
- イベントに期待すること(登壇者がいる場合は、登壇者への事前質問など)
- 今後のイベント情報配信の可否
メールアドレスや電話番号などの連絡先を取得する場合は、必ず個人情報の取り扱いについての記載を忘れないようにしましょう。
<テンプレート> ※コピーおよび編集してご利用ください
性別
- 男性
- 女性
- その他
- 答えたくない
年代
- 10代以下
- 20代
- 30代
- 40代
- 50代
- 60代以上
居住地域(都道府県)
職種
- マーケティング
- 営業
- 開発
- 経理
- 人事
- カスタマーサポート
- 経営企画
- 事務
- その他
イベントに関する情報
▼このイベントを知ったきっかけを教えてください。(複数選択可)
- ホームページ
- 検索エンジン
- SNS(Twitter、Facebook、Instagram等)
- ブログ
- メールマガジン
- チラシ
- 口コミ
- その他
▼このイベントに参加する主な理由を教えてください。(複数選択可)
- 企画内容に興味がある
- 登壇者に関心がある
- 参加者同士で交流したい
- 特定の技術や知識を学びたい
- その他
▼イベントに期待することを教えてください。(自由記述)
※登壇者がいる場合は、登壇者への事前質問や特に聞きたい内容など
連絡事項
▼今後のイベント情報や更新情報をメールでお送りいたします。送付を希望されない場合は、「送付を希望しない」に丸をつけてください。
- 送付を希望しない
その他
▼当イベントに対してご意見やご要望があれば、ご自由にお書きください。
事後アンケート
<項目例>
- イベントの満足度(5段階評価など)
イベント全体を通しての満足度とともに、各パートごとの満足度を測る項目も作ってみましょう。 - 具体的な感想や要望
最も興味を持った点や改善してもらいたい点などを尋ねる質問文にしましょう。
<テンプレート(コピーおよび編集してご利用ください)>
▼イベント全体の満足度を5段階で評価してください。
- 非常に満足
- 満足
- 普通
- やや不満
- 不満
▼イベントの内容(講演、ワークショップ、展示等)について、5段階で評価してください。
- 非常に満足
- 満足
- 普通
- やや不満
- 不満
▼イベントの運営(会場の環境、スタッフの対応、タイムスケジュール等)について、5段階で評価してください。
- 非常に満足
- 満足
- 普通
- やや不満
- 不満
▼今回のイベントで特に印象に残ったことは何ですか?(自由記述)
▼今後、どのようなイベントやテーマに関心がありますか?(自由記述)
▼イベントについての具体的な感想や、改善してほしい点があればお聞かせください。(自由記述)
紙とウェブのアンケートの違い
事後アンケートの場合、紙で行うパターンとウェブで行うパターンの2つに分けられます。それぞれのメリットを見て、どちらが自身の主催するイベントに合っているかを考えましょう。
紙アンケートのメリット
- その場で回収するため、回答率が高くなる
- 参加者はデジタルデバイスを起動する必要がなく、回答しやすい
- 自由記述欄に比較的長いコメントを記載してもらえる傾向がある
ウェブアンケートのメリット
- 紙で行う場合の印刷や配布、回収の手間が省ける
- その場で回収する必要がないため、参加者は自由なタイミングで回答できる
- 即時に結果を集計できるため、グラフなどの作成が楽
回答率をアップさせるイベントアンケート実施のポイント
「全体の分量」、「質問文の簡潔さ」、「選択肢の設定」に注目
アンケートの回答率を上げるためには、まず質問全体の分量に気を付けることが大切です。回答者が5分程度で回答できる分量に抑えてみましょう。
また、質問文の意味がすんなりと伝わるように、一文は短く簡潔にすることも意識してください。
さらに、自由記述に頼りすぎず、質問の的を絞った選択肢を設定することも重要です。ラジオボタンを用いた単一選択肢や、チェックボックスを用いた複数選択肢などを上手く活用しましょう。
実施のタイミングや回答特典も重要なポイント
事後アンケートの場合、回答者にじっくりとアンケートに向き合ってもらうためには、しっかり時間確保できるタイミングでアンケートを渡しましょう。参加者へ声かけをおこないながら、回答への協力を依頼することも大切です。
また、回答者にイベント当日に使用した資料などをプレゼントするなどの特典をつけることでも、回答率アップが期待できます。
<声かけ例(ウェブアンケートの場合)>
「申し込み時にご登録いただいたメールアドレスにアンケートをお送りしています。
スライドにも同じURLのQRコードを投影しているので、そちらからアクセスしてのご回答も可能です。
今から5分ほどお時間を取りますので、よろしければご協力をお願いします。
この後ご予定が入っている方は、お手すきのお時間でのご回答でもかまいません。
ご回答いただいた方には、後日、本イベントの投影資料をお送りいたします」
ピーティックスのフォーム機能&メッセージ機能を活用してアンケートを実施
無料で使えるイベント・コミュニティ管理ツールピーティックスならば、簡単にイベントアンケートを実施できます。
ピーティックスでイベントページを作成すると、チケット申し込み時に「フォーム機能」を使用することで事前アンケートを設定できます。
別途アンケートフォームを準備する必要なく、イベントページを作成する途中で簡単に事前アンケートを用意することが可能です。
関連ページ:
フォーム機能で参加者から必要な情報を取得する
また、イベント終了後には「メッセージ機能」を使用して、アンケートフォームを送信することもできます。
フィルタ機能を使えば、チケットの種別ごとや当日の欠席者を除いてのアンケート送信も可能です。
- 受付機能を利用した場合のみ出欠確認ができます。
- ピーティックスでは事後アンケートのフォームを設定する機能がございません。別途GoogleフォームやZoomのアンケート機能などをご利用ください。
関連ページ:
参加者にメッセージを送信する
イベントの主催/開催ならばピーティックスがおすすめ
効果的なアンケートのイメージはつかめましたか?ご紹介したポイントを押さえ、イベントの企画に役立つアンケートを作成しましょう。
イベント開催には、無料で使えて各種サポートが充実したピーティックスがおすすめです。ピーティックスでは、以下の機能を無料で利用できます。
- テンプレートで簡単に作成できるイベントページ
- クレジットカードなどを使用できる事前決済機能
- 参加者情報を申し込み時に取得できるフォーム機能
- 参加者とやりとりができるメッセージ機能
- ボタンひとつでダウンロードできる参加者リスト
ヘルプページやイベント主催者に役立つ豊富なコンテンツも取りそろえているので、初めてのイベント開催でも安心です!
ピーティックスについての詳しい情報は、サービス概要ページをご参照ください。