イベントの継続には、ただ開催するだけでなく参加者の期待に応え、コミュニティの関係を深める工夫が欠かせません。長期的なイベント運営には、戦略と情熱が求められます。
この記事では、イベントを長く続けるための「企画・集客・運営」の3つのポイントや成功事例を解説します。
イベント継続の「企画」のポイント
目的とビジョンの明確化
イベントを継続的に成功させるためには、まずその「目的」と「ビジョン」を明確にすることが重要です。
多くの参加者やスタッフが関わるイベントでは、目的が共有され、関係者が同じ方向を目指すことが不可欠です。明確な目的が設定されていれば、参加者もその意義を感じやすくなります。
また、参加者にとっても運営スタッフにとっても、ビジョンを持つことでイベントが”続ける価値があるもの”として捉えやすくなります。このビジョンは、単なるイベントのゴールではなく、長期的な方向性として掲げることが望ましいです。


イベント継続の「集客」のポイント
リピーター数の向上
リピーターの確保はイベントの安定的な継続に不可欠です。リピーターは、単にイベント参加者数を増やすだけでなく、イベントの価値を周囲に広める役割も果たしてくれます。
リピーター数を増やすには、特典や特別なコンテンツを用意することも効果的です。リピーター限定の特典や次回の参加費割引など、参加者が”また来たい”と思える仕掛けを作ることで、リピート率を上げることができます。
グループ参加割引
リピーターが友人や家族を連れてくる場合、割引を提供することで、参加者同士が誘い合って来場しやすい環境を作ります。
例えば、「2人以上で参加するとそれぞれ10%オフ」や「参加2回目以降のリピーターに限り、友人1名が無料」など、グループでの参加を促す仕組みを設けると、リピーターによる口コミ効果も期待できます。

広報活動の工夫
集客を安定させるためには、効果的な広報活動が欠かせません。特にSNSやメールは、イベントの告知や認知度向上に役立つ重要なツールです。
SNSでは、イベントの詳細や見どころを写真や動画で紹介し、参加者がシェアしたくなるような投稿を心がけましょう。特に、過去のイベントのハイライトや参加者の声を紹介することで、潜在的な参加者に”自分も参加してみたい”と思わせる効果があります。
SNS投稿を継続させるためのコツ
1.コンテンツカレンダーの作成
SNS投稿の計画を立て、あらかじめ1ヶ月分のコンテンツカレンダーを作成します。
これによって内容・期間ともにバランスよく投稿できます。
例文)
▼イベントの告知・リマインダー投稿
「📣イベントのご案内!『〇〇フェスティバル』を開催します!地元の美味しいグルメや楽しいワークショップが目白押し✨ 詳細&チケット申し込みはこちら👉 [リンク]」
▼登壇者やパートナーの紹介
「次回イベントのスペシャルゲストをご紹介!🎤〇〇さん(〇〇株式会社代表)の登壇が決定!トークテーマは『△△△の未来』。お見逃しなく✨#イベント名」
▼過去のイベントのハイライト
「📸先日の『〇〇フェスティバル』のハイライトをお届け!楽しいワークショップにおいしいフード、たくさんの笑顔があふれた1日でした😊 次回もお楽しみに!#イベント名」
▼フォロワーの質問への回答やアンケート
「みなさんのご意見をお聞かせください!次回イベントで1番楽しみなのは?🗳️ 1. ワークショップ 2.ライブパフォーマンス 3. フードマーケット ぜひコメント欄で教えてください👍」
2.定型フォーマットの準備
投稿文の作成時間を節約するためには、定型フォーマットをいくつか用意しておきましょう。毎回新しいコンテンツを考える負担が軽減されるため、継続しやすくなります。
例文)
▼告知用のテンプレート(日時・場所・URL)
[イベント名] のご案内🎉
📅 日時: [日付・時間]
📍 場所: [場所名・URL]
🔗 詳細・参加登録はこちら 👉 [URL]
楽しいコンテンツが盛りだくさん!ぜひご参加ください😊
#イベント名 #参加者募集中
▼リマインダー用のテンプレート
[イベント名] 開催まであと[○日]!
📅 日時: [日付・時間]
📍 場所: [場所名・URL]
もうすぐスタートします!申し込みはお済みですか?お忘れなく🔔
🔗 詳細・登録はこちら 👉 [URL]
#イベント準備中
▼フォロワーへの感謝用のテンプレート
いつもありがとうございます!🙏
フォロワーのみなさんのおかげで、私たちのコミュニティはますます盛り上がっています💫
これからも楽しいイベント情報をお届けしますので、どうぞお楽しみに!
#フォロワーさんありがとう
▼フィードバック募集用のテンプレート
ご意見をお聞かせください📝
みなさんの声をもとに、次回のイベントをより良くしたいと考えています!
ぜひご感想やご意見をコメントで教えてください💬
アンケートフォームはこちら 👉 [URL]
#フィードバック募集
3.スケジュール投稿ツールの活用
HootsuiteやBufferなどのスケジュール投稿ツールを利用して、投稿を一括スケジュール設定することで、効率的に運用できます。
忙しい日でも事前に設定しておけば自動的に配信されるため、投稿忘れを防止できます。


イベント継続の「運営」ポイント
運営体制の整備
運営体制をしっかり整えると、トラブルの対応や参加者へのサービス向上がスムーズに行えるようになります。
常に運営メンバーの変更にも対応できるように、マニュアルを作成し、それぞれの業務や役割を明確にすることが基本です。
また、イベント運営を長くやっていると、大半のメンバーが顔見知りになり、マンネリ化することがあります。これを改善するためには新しいメンバーを入れてみることも効果的です。いつもの運営メンバーに新しい人が1人加わるだけで、良い刺激が生まれます。

フィードバックを活用した改善の繰り返し
フィードバックを活用してイベントを改善し続けることも重要です。参加者やスタッフからの意見を収集し、それをもとに次回の改善点を洗い出すことで、より良いイベント作りが可能になります。
具体的には、アンケートやSNSのコメントなどから参加者の声を集め、改善が必要なポイントを明確にします。また、スタッフ同士で対面の振り返り会を設け、イベント運営上の課題を共有することも大切です。
改善を定期的に実行することで、参加者の満足度が向上し、リピーターの増加や新規参加者の獲得にもつながるでしょう。

イベント開催継続の成功事例
東京・下北沢の「本屋B&B」では、新刊書店として11時から20時まで営業しながら、本の著者や雑誌の編集部などを招いたトークイベントをほぼ毎日開催しています。
リアルとオンラインのハイブリッドイベントを中心に継続開催した結果、チケット申し込みサイトとして利用しているピーティックスのフォロワーは47,000人(2024年11月現在)になっており、大きな集客効果を発揮しています。
本屋B&B ピーティックスページ
下北沢 本屋B&B イベント配信で2000人の集客も(外部サイト)

イベントの継続にはピーティックスがおすすめ
ご紹介したポイントを意識して運営に反映させることで、参加者にとっても価値あるイベントを開催し続けることができるでしょう。
イベント開催には、無料で使えて各種サポートが充実したピーティックスがおすすめです。
ピーティックスならば、イベント参加者はグループページまたはイベントページ、およびチケット申込時の確認画面からグループをフォローすることで「フォロワー」となるため、リピーター集客としての効果があります。

ピーティックスでは、以下の機能を無料で利用できます。
- テンプレートで簡単に作成できるイベントページ
- クレジットカードなどを使用できる事前決済機能
- 参加者情報を申し込み時に取得できるフォーム機能
- 参加者とやりとりができるメッセージ機能
- ボタンひとつでダウンロードできる参加者リスト
ヘルプページやイベント主催者に役立つ豊富なコンテンツも取りそろえているので、初めてのイベント開催でも安心です!
ピーティックスについての詳しい情報は、サービス概要ページをご参照ください。